角野栄子さんの「おだんごスープ」を読みました。
内容・あらすじ
おばあさんが亡くなっておじいさんは1人ぼっちになってしまいました。
1人になってしまったおじいさんは、何をやろうとする気も起こりません。
ある日、おじいさんはおばあさんが作ってくれたお団子スープを作ろうと思いつきました。
おばあさんはそういえばこんな歌を歌いながら作っていたなぁ。
おじいさんは、おばあさんの歌っていた歌を想い出しながらお団子スープを作りますが、なかなかおばあさんが作っていたのと同じ味にはなりません。
いい匂いを嗅ぎつけて、動物や子供たちがおじいさんの家を訪れます。
いい匂いを嗅ぎつけて、動物や子供たちがおじいさんの家を訪れます。
幼児受け★★★
母の感想
悲しいで出しながらおじいさんの再生の物語
スタートの時点でおばあさんはなくなってしまいます。
喪失からのはじまり。
喪失からのはじまり。
でも、おじいさんはお団子スープを作りながらすこしずつ生きる気力を取り戻していくように見えます。
お団子スープのレシピがおばあさんの味に近づくにつれて、おじいさんの周りには動物や子供たちが集まり始め、賑やかになります。
おばあさんのお団子スープがきっかけの交流で、おじいさんが再生する。
母にはそんな物語に見えました。
お団子スープのレシピがおばあさんの味に近づくにつれて、おじいさんの周りには動物や子供たちが集まり始め、賑やかになります。
おばあさんのお団子スープがきっかけの交流で、おじいさんが再生する。
母にはそんな物語に見えました。
おすすめ度★★★★
骨組みのしっかりした絵本。
大人もしみじみ楽しめる絵本です。
大人もしみじみ楽しめる絵本です。
本書の著者は、魔女の宅急便の原作者の角野英子さん。
どことなく外国風の感じと、お団子スープという料理を題材にしている点に、何となくらしさを感じました。
どことなく外国風の感じと、お団子スープという料理を題材にしている点に、何となくらしさを感じました。