シゲタサヤカさんの、「いくらなんでもいくらくん」を読みました。
かなりおすすめの一冊です。
内容紹介
イクラに不可能はない! ? ぺぺぺぺぺ…
町外れに突然出来た「なんでもや」。
その店主は、なんとイクラのおすしでした。城に連れてこられたイクラのおすしは、何でも屋としての力をお殿様の前で披露します。
季節外れのあまーいブドウも、きれいな桜も、盛大な花火も、なんでもござれ。
その方法も奇想天外。
喜んだお殿様はイクラくんを城に住まわすことに。
もう、イクラくんなしの生活なんて考えられません。そんなある日…
幼児受け ★★★★★
いくら君のセリフがいちいちツボ。
「あいよ」
小学校低学年受け ★★★★★
いくら君の頭から無限にいくらが出ていくら風呂を作っている姿が印象に残った模様。不思議がっていた。いくら好き。
母の感想
え? いくらが主人公?
初っ端から意表を突かれました。そして、パーフェクトさと相反する脱力した感じをあわせもつキャラ設定がすごい。
自由な発想を後押ししてくれる
なんでも作っちゃういくらくんの能力の高さに、夢が広がる自由な感じを受けた。
僕なら、これを作ってみたいなっていう発想が子供から出てきそう。
おきまりの道徳的オチがないところが良い
自分の欲しいものを欲望のままに要求するおとのさま。
普通の絵本だったら、最後にこのおとの様に何か困ったことや悪いことが起きる(例えばいくら君が帰っちゃって、もう欲しいものが自由には手に入らなくなるとか)というオチで終わりそうなところだが、何の罰もくだらないところがよい。
おすすめ度 ★★★★★
発想がユニークな本展開が読めない本の代表的存在。
とてもおすすめ。